MEDICAL GUIDE 診療案内
呼吸器・感染症・一般内科/膠原病科
呼吸器内科
呼吸器専門医として、気管支喘息(咳喘息含む)、慢性咳嗽(慢性的に続く咳)、肺がん(胸部CTによる早期診断と内服抗がん剤治療)、COPD(慢性閉塞性肺疾患;別名タバコ病)、間質性肺炎(別名肺線維症=肺が固くなる病気)、肺炎球菌やマイコプラズマなどの市中肺炎、肺結核、非結核性抗酸菌症(結核の仲間の細菌による肺炎)への専門的な診断と多剤抗菌剤療法や多剤抗菌剤療法、アミカシン(アリケイス®)吸入療法、SARS-COV2(COVID19)、インフルエンザなどのウイルス性呼吸器感染症、じん肺(アスベスト関連肺~胸膜疾患)、在宅酸素療法、非侵襲的在宅人工呼吸器(鼻や口マスクの簡単な人工呼吸器)療法、呼吸不全に合併する右心不全、肺高血圧などへ心エコーによる診察、気管支内視鏡による気管支内腔観察など呼吸器全般に渡って診療いたします。
- 当科は県より、改正感染症法に基づく医療措置協定締結医療機関(無床診療所)の指定をいただいて診療しております。
- また当科は長野県より、COVID19感染症罹患後症状のうち、「呼吸器、消化器症状後遺症(咳、喀痰、息切れ、胸痛、下痢、腹痛)に悩む方の診療をする医療機関」の指定も受けて対応しております。
感染症科・渡航外来
感染対策として専用の診察室も配備しております。
- 感染症専門医として、肺炎球菌やマイコプラズマなどの市中肺炎、肺結核、非結核性抗酸菌症(結核の仲間の細菌による肺炎)への専門的な診断と多剤抗菌剤療法や多剤抗菌剤療法、アミカシン(アリケイス®)吸入療法、SARS-COV2(COVID19)、インフルエンザなどのウイルス性呼吸器感染症、梅毒、HIV(長野県更生医療(免疫)、及びHIV/エイズ診療拠点病院)、クラミジア、膀胱炎、腎盂腎炎(性~尿路感染症含む)、ノロウイルスによる胃腸炎、麻疹、風疹、帯状疱疹の診療も行っております。
- また感染症専門医として、渡航外来では感染症流行地へ渡航(海外赴任、留学等のため)の際の感染予防としてのワクチン接種や高山病、下痢、マラリアなどの予防薬等の処方をおこないます。その他、各種感染症検査、渡航先で求められる証明書の発行なども行います。
- 子宮頸がん、中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を予防するHPVワクチンについて;現在、女性のみに公的補助となっておりますが、男性への接種は公的補助ではなく、費用は接種希望者の全額負担(現在のところ男性には4価のガーダシルのみ適応があり、1人合計3回の接種で5~6万円程度)となっております。しかし、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながりますので、当院では男性へのHPVワクチン接種も行っております。
- 当院渡航外来は、診察料金とワクチン費用は保険や公費は適用されず、すべて自費診療となります。
- 当院渡航外来では、国内で公費負担で行われているワクチン以外の海外渡航に必要な未就学児童のワクチン接種は原則おこなっておりません。
- 渡航外来は完全予約制となっておりますのでお電話(0268-71-6078)によるご予約をお願いたします。
- 渡航ワクチンの発注手続きに時間がかかるため、渡航出発の1か月以上前までにご予約をお願い致します。またワクチンを発注した後の予約の取り消しは受けかねますのでキャンセルの際は予約日の3日前までに必ずご連絡ください。
- 受診の際は、健康保険証、母子手帳、または過去のワクチン接種歴のわかる資料をご持参ください。
- 接種するワクチンの種類は、職場等からの指定がない場合には渡航先の感染症の流行の情報を医師と相談して決めさせていただきます。
- ワクチンによっては複数回接種が必要の場合もあります。従って渡航までにワクチン接種が完了しないことも生じますので余裕を持ったワクチンスケジュールをお願いいたします。
多くの現在の日本の多くの渡航外来では、
- 安全性、有効性が世界中で証明されている
- 承認ワクチンで予防できる感染症以外もカバーしている
- 承認ワクチンよりも短期間で免疫を獲得できるワクチンもある
- 1回接種で複数の感染症に対する免疫を獲得できるワクチンもある
- 万が一の重篤な健康被害に対して、ワクチン輸入代行業者による輸入ワクチン副作用被害者補償制度を採用している
等を踏まえ、接種希望者さまが上記の内容を十分理解し、同意を頂いた上で、未承認ワクチンの輸入ワクチン接種も行っております。従いまして当院でも同様に対応させていただきます。
- 当院では黄熱ワクチンは行っておりません。
(∵黄熱ワクチンは検疫所でのみ接種可能です) - 2024/7/10より腸チフスワクチン受付再開しております。
- コレラワクチン・ダニ脳炎ワクチンはいずれも国内未承認の輸入ワクチンになりますので、当院では上記内容の同意が得られた方のみとしております(要相談)
- 当院ではビジネス渡航者のための新型コロナウイルス感染症のPCR検査および証明書の発行も行っております 。
- ご予約は電話(0268-71-6078)でお願いいたします。
診察料
初診料 | 4,400円 |
再診料 | 980円 |
海外派遣労働者健康診断での必須検査料金
概ね11,000~15,000円(ここには初診料、再診料は含まれません) |
検査項目には、血液抗原・抗体検査;麻疹、風疹、おたふく風邪、水痘、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIVなどと、IGRA (T-SPOT )胸部レントゲン、心電図、血液一般検査、尿一般検査、便検査(便潜血、虫卵)等の各種追加検査が含まれ、行った検査に応じて診療報酬請求に準じた個々の検査料金が必要となります(各種検査料金に関しては当院受付へお尋ねください)。
文書料
渡航外来に係る証明書・診断書 | 和文5,500円 英文7,500円 |
※ 証明書の発行には2週間程かかります。
ワクチン・予防薬価格
破傷風・百日咳・ジフテリアワクチン | 沈降破傷風トキソイド:3,500円 |
麻疹・風疹・おたふく風邪ワクチン | 乾燥弱毒生麻しんワクチン:6,600円 |
乾燥弱毒生風しんワクチン | 6,600円 |
乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン | 6,600円 |
乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン | 11,000円 |
水痘ワクチン | 乾燥弱毒生水痘ワクチン:8,250円 |
A型肝炎ワクチン | エイムゲン:8,000円 |
B型肝炎ワクチン | ビームゲン、ヘプタバックス-Ⅱ:5,500円 |
△腸チフスワクチン | Typhim Vi 12,000〜20,000円 |
狂犬病ワクチン | ラビピュール:18,000円 |
日本脳炎ワクチン | ジェービック:6,600円 |
ポリオワクチン | イモバックスポリオ:10,500円 |
髄膜炎菌性髄膜炎ワクチン | メンクアッドフィ、メナクトラ:27,500円 |
△コレラ・旅行者下痢症ワクチン(要相談) | Dukoral:12,000〜20,000円 |
△ダニ媒介性脳炎(要相談) | FSME-IMMUN:13,000〜22,000円 |
マラリア予防内服薬 | マラロン:800円/錠 1回/日 メファキン:2,000円/錠 1回/週 |
肺炎球菌ワクチン | 7,700円~11,000円 |
帯状疱疹ワクチン | 21,000円 |
ヒトパピローマウイルスワクチン シルガード9(9価),ガーダシル(4価) | 17,000円 |
SARS-CoV2ウイルスワクチン | ダイチロナ、ヌバキソビッド、コミナティ:14,000円 |
RSウイルスワクチン | アレックスビー:27,500円 |
高山病予防薬 | ダイヤモックス250mg4錠:400円 |
高山病等での頭痛、解熱鎮痛剤 | カロナール500mg、ロキソニン60mg10錠:500円 |
- △:国内未承認輸入ワクチンのため受注者数によって価格に変動が生じます。
- 納入価格により価格が変更させていただきます。また流通状況により在庫不足となる場合がございます。
- 表示価格は税込み額
- 高山病予防には、高地に到着する前日から到着3日後までの4日間、1/2錠(=125mg)を1日2回服用するのが標準です(高山病を発症した場合に1錠を1日2回使用します)。
一般内科・膠原病科
高血圧、糖尿病、高コレステロール血症(肥満)などの生活習慣病の診断と治療と、間質性肺炎に合併する関節リウマチ(通称リウマチ)や強皮症(皮膚が固くなり血行が悪くなる病気)、皮膚筋炎/多発性筋炎(皮膚や筋肉が炎症を起こす病気)、シェーグレン症候群(口や目が乾燥する病期)への診断とステロイドホルモンや免疫抑制剤による治療もおこないます。
在宅診療
通院が困難となった在宅酸素療法をしている患者さんのみ対応しております(要相談)。